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免許センターでショックを受けて


山梨県 ・ メガネ・トケイ・ユキエ 雪江美也
まず、電話でお問い合わせがありました。
 「教習所を卒業したのだけど、免許センターでの試験で落ちてしまった。どうも弱い乱視があるらしい。
 ホームページを見たのだけど検査してもらえますか」という内容の電話でした。
 
話を聞くと、車の運転のときだけメガネを使っているとのことでした。
 このかたは当店から車で1時間から1時間30分の所にお住まいのかたで、40代の男性のかたです。

 午前中に山梨県の免許センターで深視力の検査を受けられたのですが、最初2窓式の検査で不合格、次に1窓式の検査でも不合格になってしまい、その場で「もう一度お願いします」と言ったところ、かなりきついことを言われてショックを受けた、とおっしゃっておられました。

 試験後に教習所へ相談に行ったところ、同じ試験を受け、二度目で合格したかた、同じように一度目の試験で落ちてしまったかたがおられたそうです。

 その三人の話の中で、自分は深視力検査に慣れていないということだけではなく視力に問題があるのではないか、ということに気づいたそうです。
 もう一人の落ちてしまったかたは「全然わからん」とおっしゃって教習所を出て行かれたそうです。教習所での具体的なアドバイスは何もなかったそうです。

 このたびのお客さまは、それから自宅に戻り、行きつけのメガネ店に相談しようと連絡をしたけど定休日だったそうです。
 山梨県に深視力の相談ができるところがなければ、新潟でも長野でも静岡でも行って検査をしてもらおうと思っていたそうです。

 免許センターでの試験は、旧眼鏡で受けてみたけどまったく何もわからなかったとおっしゃっておられました。係のかたに、その場で「病院に行け」といわれたそうです。

旧眼鏡度数 RV=(0.7×S−0.50)
      LV=(0.7×S−0.50) 
      BV=(0.7) OCD=60mm

両眼開放屈折検査
RV=0.5(1.0×S−0.25 C−1.25 Ax105)
LV=0.5(1.0×S−0.50 C−1.25 Ax80)
BV=0.5(1.0)PD=60(R30、L30)Add1.00

視距離45cm R=G(リーディングチャート)
遠見眼位 3.5△B.O.  近見眼位 正位
輻輳近点 10cm

カバーテスト、ウォース4光計、立体視も遠見、近見共に問題はありませんでした。

 遠見眼位に関しては、偏光十字テストでは0.5△B.O.でやや内斜気味でしたが、マドックスにて検査すると上記の値となりました。

 近見は偏光十字もマドックスにても正位でした。精密立体視は1′までは問題なく、40″がわかりづらい感じでした。

 旧眼鏡では当店の三桿計を見ていただいてもさっぱりわかりませんでした。両眼視力が0.7では無理もないと思います。本人にしてみれば両眼視力0.7以上あるので、なぜ三桿計がわからないのか不思議だったようです。

 今まで自分はメガネをかければちゃんと見えていると思われていたようです。余計深視力検査がわからないことに不安を覚えられたのだと思います。

調製度数
RV=(1.0×S−0.25 C−1.00 Ax100)
LV=(1.0×S−0.50 C−1.00 Ax85)
BV=(1.0)

 装用テストで乱視を−1.00にするか−0.75にするか、−0.75のほうが日常使うには良さそうだけれど、深視力検査に合格することが目的なので、前者のほうが三桿計の真ん中の棒の動きもよくわかるとのことで、−1.00に決めました。違和感が多少、少なくなるようでしたので、軸は左右それぞれ90度方向へ5度づつ変えました。

 ただ日常的に使うにはやや強い感じがする、顔を動かすとゆれる感じがするとのことでした。

 フレームも気に入っていただけたようでしたので、強いほうのレンズは免許の更新時に交換をすればよいということで、合格したら普段用に乱視の度数を少し落としたレンズも一組お願いしたいとおっしゃっておられました。 

 三桿計の構造も説明し、何度か練習していくうちに要領もつかめてきたみたいで、ズレが毎回1cm以内に収まるようになりました。

 昨日の夕方に合格の知らせが届きました。

                    ●

 6月の法改正を前に免許センターもかなり混んでいるようです。試験が終わったのが午後3時30分頃で5時過ぎに連絡がありました。連絡のあったときは自分のことのようにうれしかったです。

 また、お客様にも喜んでいただき、私も深視力メガネ研究会に参加して本当によかったと思いました。

 このかたの場合は乱視の未矯正による深視力の低下が不合格の原因でした。

「自分はたまたまインターネットでこの会を知ったので良かったけれど、どこにも頼るところがないと、失意のうちに諦めているかたがかなりおられるのではないか。教習所ではだめだった場合は相談に来なさいとも、深視力検査で落とされるかたがいるという説明もまったくなかった」ともおっしゃっておられました。来店されたときのお客様との会話の中で、かなりショックを受けた様子が見て取れました。
 「法改正の前の駆け込み受験をいいことに、教習所にどんどん入所させているために、免許センターも急に忙しくなってしまい、係りの人にしてみれば(良いほうに解釈すれば)、なぜもっと教習所のほうできちんと検査してから入所させないのかという思いでやっているのではないか、と2度目の受験をしてみて思えるようになった」ともおっしゃっておられました。
 すべてが機械的な対応で、あまりに次へのケアの部分が無さ過ぎる、とおっしゃっておられました。
 深視力メガネ研究会の存在意義を強く感じる事例でした。深視力研究会をアピールすることはますます重要になるのではと思いました。

*お客様には、職業を伏せることで記事の掲載許可をいただきました。

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